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鳥取市のヤングケアラー支援について。10代の子どもたちが利用しやすい窓口の紹介です

鳥取市周辺のヤングケアラー支援について紹介します。ヤングケアラーとは、家族の介護をしたり、ケアの必要な家族に代わって家事をしたりしなければならない18歳未満の子どものことです。
鳥取市としての取り組みはまだありませんが、鳥取県が相談窓口や研修会を開いています。この記事では、鳥取市周辺のヤングケアラーがどんな支援を受けられるのかについて解説しましょう。参考にしてください。
鳥取県ヤングケアラーLINE相談窓口

10代のヤングケアラーが気軽に相談できるように開設された、LINEの相談窓口です。看護師やケアマネージャーが相談にのってくれます。
ケアマネージャーは、病院や施設、行政の橋渡し役となり、ケアが必要な方へどのような支援をすればよいのかプランを立てる専門家です。
LINEに登録するには、鳥取県ホームページから二次元コードを読み取ってください。
鳥取市役所などにチラシが置かれている場合があります。参考にしてください。
ヤングケアラー相談窓口周知リーフレット
ヤングケアラー相談窓口を多くの方に知ってもらうために、鳥取県が作成しているチラシやポスターです。
鳥取県ホームページから自由にダウンロードできます。リーフレットは小学生用と中高生・大人用があり、いずれもA4版両面印刷です。自分が読むためあるいは地域に配布するなどの使い方ができます。
ヤングケアラーオンラインサロン

鳥取県内のヤングケアラーが、互いに交流できるように鳥取県が開催するオンラインサロンです。
年8回開かれます。過去の開催実績では、7月から翌2月にかけて月に1回ずつ開かれました。
2025年度の開催日程はまだ情報が無いようです。ただ、上記のLINE相談窓口に登録しておくと、オンラインサロンの開催情報も確認できるようです。
ヤングケアラーフォーラム・研修会

ヤングケアラーへの理解を深めてもらうために、支援者や任意の参加者に対して開催されます。
フォーラムでは、ヤングケアラー問題に関心を持つ方に対して鳥取県内のヤングケアラーの実態について講演をします。講師はLINE相談窓口を運営している、N.K.Cナーシングコアコーポレーションの代表者などです。
研修会は、ヤングケアラーの支援体制を強化するために、支援者に対して行われます。行政や他業種との連携方法を模索することが目的です。
いずれも、オンラインで開催されたり会場が設けられたりと形態はさまざまです。ヤングケアラーの問題に関心のある方は、ぜひ参加してみてください。
鳥取県が行っているヤングケアラー支援まとめ

この記事では鳥取市周辺で10代のヤングケアラーが利用できる支援策についてまとめました。SNSやオンラインサロンで自分の現状を相談し、専門家がそれに答える仕組みとなっています。
この支援策を知っている鳥取市民はまだそれほど多くないかもしれません。鳥取県のホームページからリーフレットやポスターを自由にダウンロードできます。ヤングケアラーの実態や支援に興味のある方は、ぜひ一度読んでみてください。